平井の喫茶店ワンモアでホットケーキとフレンチトーストをいただいてきた。泉麻人さんの新刊のサブタイトルが「散歩の途中にホットケーキ」でスプーンハウスとワンモアが登場するのだ。ワンモアはご夫婦でやられている喫茶店で下町のくだけた感じがよかった。個人的にはフレンチトーストがおすすめ。
平井ワンモア、南千住”魔性の味”オンリー辺りは純喫茶好きなら「いつか行くぞ…」と狙っているお店。ワンモアは直木賞作家・常盤新平さんのエッセイ「東京の小さな喫茶店」で「ホットケーキは東京で一番おいしい」という常連客のコメントが紹介されて有名になった。
目次
東京いつもの喫茶店 – 散歩の途中にホットケーキ
泉麻人さんの新刊「東京いつもの喫茶店」は「東京ふつうの喫茶店」に続く喫茶店エッセイ第二弾。「まだまだある”グッとくる”喫茶店」を紹介している。第二弾ということは「東京ふつうの喫茶店」の売れ行きが良かったのだろう。
平凡社さんのTwitterで知った「東京いつもの喫茶店」、掲載されているワンモアは未訪問だったので行ってみることに。(みじんこはみじんこで近日新しい記事を公開できると思う。)
ホットケーキの話ばかりしている編集Sです。本日は、湯島の名店を紹介したいと思います。御茶ノ水駅から聖橋を渡り、清水坂を上った先にあるそのお店…→http://t.co/27Pcexu8nE
— 平凡社 (@heibonshatoday) September 10, 2013
平凡社の編集Sさん @heibonshatoday が行かれた湯島のみじんこで14-19時限定で出しているホットケーキは黄金色の美しい佇まい。パンケーキ部でもファンが多いお店です。 http://t.co/FcNpLFltDs pic.twitter.com/0qIjV9Vql4
— 30min.&みんなのパンケーキ部 (@30min) September 10, 2013
平井ワンモア
総武線で秋葉原、浅草橋、両国、錦糸町、亀戸、平井、と続く。錦糸町にはトミィやニットがあって、トミィのおじいちゃんの職人技、ニットの蝶ネクタイのボーイさんなど一代限りだと思うのでぜひ行っておいて欲しい。
話が脇にそれたがワンモアは平井駅北口の大通りを右に折れて数分の角。わかりやすいので迷わないはず。
ワンモアのフレンチトースト
先に紹介してしまうけれども実はワンモアのフレンチトーストが以前から気になっていた。ホットケーキ食べに行った方の写真にちらっと映り込むフレンチトースト。あれはなんだ!レモンか?「フレンチトーストセットとホットケーキで」と頼んだら奥さんに「えっ両方!?」と笑われた。一期一会なんだから食べられるときに食べておかないとね。
常盤新平のお気に入りだという平井の「喫茶ワンモア」、ホットケーキがおいしいらしいが、同じくらい気になるのがレモンスライスの乗ったフレンチトースト。
— 小石原はるか (@H_koishihara) March 5, 2012
普通の食パンをフレンチトーストにした家庭でも作れそうな見た目だがさにあらず!すごいふわふわ。とろりした食感が口の中に広がる。これはいいものだ!
ワンモアのホットケーキ
ワンモアのホットケーキはマスターが昔勤めていた渋谷の喫茶店「ロロ」と同じものなのだという。ロロはセンター街の入り口に看板があって印象的だったそうだが私は見たことがない。三島由紀夫などの文化人が訪れていたそうだ。
予め2枚の生地に有塩バターが塗られている。個人的にはバターが最初から塗られている方が好み。なぜなら人間どうしても2枚目に塗り忘れてしまうものだからだ。
生地の食感はどことも似ていないが日本風のホットケーキ。万惣系の一口目のカリッとした感触はない。ふわふわというよりしっかりしている。