パンケーキとホットケーキの違い

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パンケーキホットケーキの違いについてまとめてみる。パンケーキとホットケーキの違いは主に歴史的経緯によるもので日本では生地が甘くて厚く焼き上げるものが多い。逆にパンケーキは薄くて甘いものもあればプレーンなものもある、という違いが見られる。

目次はこちら。
1.パンケーキとホットケーキの違いを3行で
2.ホットケーキは海外で通じない?
3.日本でホットケーキが一般的なのはなぜか
4.日本のホットケーキの歴史
5.実際のメニューに見るパンケーキとホットケーキの違い

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パンケーキとホットケーキの違いを3行で

パンケーキのパンはフライパンのパン
小麦粉に卵・牛乳などを混ぜた生地をフライパンで焼いたものはパンケーキ。
つまりホットケーキもパンケーキに含まれる。

料理としてはパンケーキもホットケーキも同じもの。と言っても歴史的経緯で日本では生地が甘くて厚く焼き上げるものが多いという話は後ほど。

フライパン(frying pan)のpanは平なべ、片手鍋のこと。良くある誤解はパン=食べ物のパン、というもの。ちなみに日本語の「パン」はポルトガル語のパン(pão)が由来(参照)。英語ではbreadだよねと言われてみるとなるほどでしょう?

ダッチベイビー

ホットケーキは海外で通じない?

同じものなら海外でもホットケーキで通じるかというと通じないところがまた難しい所。

WikipediaではホットケーキでもOKと書かれているけれどもアメリカでは「ホットケーキで通じる場合もある」というレベルで実際は通じない場所の方が多い。検索すると通じなかった事例は沢山見つけられる。またGoogleでpancakeの検索結果が3080万件、hotcake112万件、ホットケーキ447万件ということで日本以外ではほとんど使われていないことがわかる。

ルポーゼすぎのホットケーキ

日本でホットケーキが一般的なのはなぜか

経緯を書くと長いのだがまとめると

  • 日本でも最初はパンケーキとして紹介されていた
  • パンケーキミックスを初めて販売したメーカーの商品名が「ホットケーキミックスの素」だった
  • 森永パンケーキミックスがヒットして以後手軽に作れる家庭のおやつ、として定着した。

そう、日本でホットケーキという呼ばれ方が一般的なのはホットケーキミックスのヒットにあったのです。

日本のホットケーキの歴史

森永及びその他の情報から日本のホットケーキの歴史をまとめると以下のようになる。

  • 明治30年代に初めて、“パンケーキなるもの”として雑誌で紹介された。
  • 1923(大正12)年東京のデパートの食堂で、“ハットケーキ”の名で初めてメニューに登場(ホットがなまってこのような名称になった)。帽子(ハット)がハイカラの代名詞であったこともあり、一躍大評判となった
  • 家庭用ホットケーキミックスが発売されたのは、1931(昭和6)年のホーム食品「ホットケーキの素」。これは売れなかったのだが1957(昭和32)年、砂糖を加えたパンケーキの素がヒット。「森永ホットケーキの素」など各社が参入した。
  • 1962(昭和37)年には主だったメーカーだけで17社もパンケーキミックスを発売していた

日本プレミックス協会という業界団体があるのだがこれは昭和33年に「日本ケーキミックス協会」として発足していてこの頃ブームだったことを裏付けている。

※昭和B級文化研究家串間努氏がホーム食品の社長がパンと区別するために作った和製英語だ、としているがホーム食品が現存しないこと、同氏以外の出典が見つからず真偽は不明。

家庭で手軽に食べられるようになったのは、ホットケーキの素のおかげだ。最初に発売したのはホーム食品という日本の会社で、昭和6年に、砂糖無しのもの(蒸しパンや饅頭にも利用するため)を出した。「ホットケーキ」と名付けたのもここの社長さんだ。アメリカでは同じものを「パンケーキ」と呼ぶけれど、日本にはすでに「パン」があったので、これと区別するため、温かいうちに食べることから「ホットケーキ」にしたという。
http://www.maboroshi-ch.com/old/sun/toy_05.htm

森永のホットケーキミックスの歴史も面白いのだが興味がある方はどうぞ。

▼下記の森永公式ホットケーキレシピ本でも「森永ホットケーキミックス」の変遷で1ページ割かれている。

実際のメニューに見るパンケーキとホットケーキの違い

加糖したホットケーキミックスがヒットしてホットケーキが「家庭で簡単に作れるおやつ」として定着してきた歴史について述べてきた。これがそのまま日本のホットケーキの特徴となっている。言葉の定義上はパンケーキとホットケーキは同じものだが実際に出てくるものには歴史的経緯による違いがある、という訳だ。

 

つまり

  • 「ホットケーキ」は砂糖やベーキングパウダーを混ぜることで「生地自体が甘く」「厚みがある」ものが多い
  • 「パンケーキ」は砂糖やベーキングパウダーを混ぜないものもあり「生地はプレーンで」「薄くペラペラしたもの」が多い

という傾向がある。

具体例を示す。

▼鎌倉の老舗喫茶店イワタコーヒーのホットケーキ。分厚い系のホットケーキは焼き上がりに20分程度かかる。
鎌倉イワタコーヒーのホットケーキ

▼日本で厚みで勝負するホットケーキが多い理由は定かでないが「近所の子供のために出し始めたが分厚いほうが喜ぶから」という由来の大山ピノキオのように自然発生的なものだろうか。
ピノキオのホットケーキ

▼海外の「パンケーキ」にはスイーツ系、食事系両方のメニューがあるが忙しい朝に20分もかけて分厚いものを焼く余裕は無いわけで薄いものが多いのは必然とも言える。朝食やランチなどピークではない時間帯におやつとして出されてきた日本では分厚いものを焼く時間的余裕があった、という話なのかもしれない。
THE GREAT BURGERのパンケーキ

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