平井ワンモア:ホットケーキ目当てで行ったらフレンチトーストが絶品だった

平井の喫茶店ワンモアでホットケーキとフレンチトーストをいただいてきた。泉麻人さんの新刊のサブタイトルが「散歩の途中にホットケーキ」でスプーンハウスとワンモアが登場するのだ。ワンモアはご夫婦でやられている喫茶店で下町のくだけた感じがよかった。個人的にはフレンチトーストがおすすめ。

平井ワンモア、南千住”魔性の味”オンリー辺りは純喫茶好きなら「いつか行くぞ…」と狙っているお店。ワンモアは直木賞作家・常盤新平さんのエッセイ「東京の小さな喫茶店」で「ホットケーキは東京で一番おいしい」という常連客のコメントが紹介されて有名になった。
平井ワンモアのホットケーキ

東京いつもの喫茶店 – 散歩の途中にホットケーキ

泉麻人さんの新刊「東京いつもの喫茶店」は「東京ふつうの喫茶店」に続く喫茶店エッセイ第二弾。「まだまだある”グッとくる”喫茶店」を紹介している。第二弾ということは「東京ふつうの喫茶店」の売れ行きが良かったのだろう。

平凡社さんのTwitterで知った「東京いつもの喫茶店」、掲載されているワンモアは未訪問だったので行ってみることに。(みじんこはみじんこで近日新しい記事を公開できると思う。)

平井ワンモア

総武線で秋葉原、浅草橋、両国、錦糸町、亀戸、平井、と続く。錦糸町にはトミィニットがあって、トミィのおじいちゃんの職人技、ニットの蝶ネクタイのボーイさんなど一代限りだと思うのでぜひ行っておいて欲しい。

話が脇にそれたがワンモアは平井駅北口の大通りを右に折れて数分の角。わかりやすいので迷わないはず。
平井ワンモア

ワンモアのフレンチトースト

先に紹介してしまうけれども実はワンモアのフレンチトーストが以前から気になっていた。ホットケーキ食べに行った方の写真にちらっと映り込むフレンチトースト。あれはなんだ!レモンか?「フレンチトーストセットとホットケーキで」と頼んだら奥さんに「えっ両方!?」と笑われた。一期一会なんだから食べられるときに食べておかないとね。

普通の食パンをフレンチトーストにした家庭でも作れそうな見た目だがさにあらず!すごいふわふわ。とろりした食感が口の中に広がる。これはいいものだ!
ワンモアのフレンチトースト

ワンモアのホットケーキ

ワンモアのホットケーキはマスターが昔勤めていた渋谷の喫茶店「ロロ」と同じものなのだという。ロロはセンター街の入り口に看板があって印象的だったそうだが私は見たことがない。三島由紀夫などの文化人が訪れていたそうだ。

予め2枚の生地に有塩バターが塗られている。個人的にはバターが最初から塗られている方が好み。なぜなら人間どうしても2枚目に塗り忘れてしまうものだからだ。

生地の食感はどことも似ていないが日本風のホットケーキ。万惣系の一口目のカリッとした感触はない。ふわふわというよりしっかりしている。
ワンモアのホットケーキ

おまけ:平井から見るスカイツリー

平井から見るスカイツリー

トミィのホットケーキ

トミィのホットケーキは抜群にうまい。トミヤマユキコさんのパンケーキ本「パンケーキ・ノート」の冒頭でもトミィがパンケーキ巡りの原点だと語られている。ジタバタするほど美味しいパンケーキ追い求める当サイトからも錦糸町トミィは名店認定しておきたい。

さて土曜の朝、と書いたのはトミィは8時-17時(ラストオーダー1630)で日祝休みなので、土曜しか行けないからだ。私は御近所なのだが週末やりたいことが多くて「そうだトミィ行かなきゃ!」と思い出した頃には営業時間が終っている。そういうことが何回かあったのだ。

#トミィには看板猫がいたのだが先日、死んでしまった張り紙が出ていたようだ。私が行った時も入り口の外で寝ていたのを思い出す。毛並みの良い猫だった。

トミィのホットケーキを激賞する理由

一言でいえば「個性」なんだけれどもパンケーキ店でも特徴が無い、家庭で作るのとそんなに変わらないお店も多い。お金を出して頼むからには分厚さなりふわふわさなり「こいつぁ自分じゃ作れないわ〜」というプロの技を見せて欲しいのだ。

  • 他とぜんぜん違う軽い食感
  • 腰の曲がったマスターが一枚一枚焼き上げる職人技
  • 「ツナバーグ」など独特のメニュー

万惣系や香咲だと一口目にサクッと軽い触感があるがそれが最後まで続く感じ。オープンカウンターなので粉を混ぜている所から全部見られるが眺めても全く秘密がわからなかった。

錦糸町の喫茶店トミィ

この佇まいである。トミィは駅前数分の飲食店が多いブロックにある。スタバやドトールもある中昭和の喫茶店の雰囲気でパンケーキ巡りしなければ一生気づかなかっただろうなと思う。
ホットケーキの店トミィ

カウンター5席、テーブル10席程度の小さな店なのだがこれが意外と良い。窓が大きく朝のやわらかい光が店内を満たしているのだ。

店頭の銅板でマスターが次々ホットケーキを焼き上げている。もうおじいちゃんなのだが寡黙ながらキビキビとしてお元気そう。

常連さんの多い店でフロアのお姉様が「今日はフルーツサンド後数個だったのよ。出るのが早くてね~」みたいな話をしている。打ち解けた会話は下町だなあ、と思わせる。

トミィのホットケーキ カスタードクリーム添え

これがトミィのホットケーキ。歪なのはお玉から落とした形そのままだから。食感はさくさくで軽い。あっという間に食べ終わってしまって「もう無いの (´;ω;`)」となるパターン。

メニューが幾つかあってコーンやフルーツを挟んだものなど目新しい。フルーツサンドは多分パーラーで出てくるフルーツワッフルのホットケーキ版。
トミィのホットケーキ カスタードクリーム添え

トミィのホットケーキ

ツナバーグ / トミィのホットケーキ

ツナバーグとはつまりツナサンドイッチ的なものと思ってもらえば良い。ホットケーキでツナとレタスを挟んだもの。ハンバーガーから連想した造語だろうか?

トミィのホットケーキはあまりにうまいので一瞬で食べ終わってしまう。その失敗から学んで具を挟んだメニューを頼むことにしている。
ツナバーグ / トミィのホットケーキ

ツナバーグの断面 / トミィのホットケーキ

断面だけ見ると普通のホットケーキなのに不思議だなあ。
ツナバーグの断面 / トミィのホットケーキ

コーン入りチーズバーグ / トミィのホットケーキ

コーン入りも食感に変化が出るのでおすすめだ。やっぱりハンバーガーから連想してるよねこれ?
コーン入りチーズバーグ / トミィのホットケーキ

コーン入りチーズバーグの断面 / トミィのホットケーキ

ツナバーグの方は切った状態で提供されるがこれは自分で切ってみた。角の綺麗さから食感が想像できるだろう。
コーン入りチーズバーグの断面 / トミィのホットケーキ