カイザーシュマーレンとは

オーストリア風パンケーキ「カイザーシュマーレン」とは。カイザーシュマーレンはパンケーキをちぎりフレンチトースト風にしたもの。オーストリア皇帝が愛したスイーツとしてオーストリアを代表するデザート。

皇帝が愛したカイザーシュマーレンとは

カイザーシュマーレンの起源については諸説あるがカイザー=皇帝とあるようにオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んで食したという話が知られている。日本でもパンケーキを二度焼きしてフレンチトースト風にしたフレンチパンケーキがあるがちぎった分液がよく染みこむのでより甘々なメニューだ。

日本でカイザーシュマーレンを食べられるお店

世界のパンケーキ、というくくりでよく紹介されるのが表参道Aoのカフェ・ラントマン。ウィーンを代表するカフェで有名な音楽家たちが常連だったことで知られている。Wikipediaに項目があるくらい有名なカフェ・ラントマンの海外唯一の支店がAoに入っていてカイザーシュマーレンを食べられる。

カフェ・ラントマンのカイザーシュマーレン

カナダ・アルバカーキ州の恐竜で自分に戻る!

前回のアルバータ州観光公社のブロガーイベントに参加してきました。次は参加者が「あなたが自分に戻る瞬間はどれ?」ブロガーコンテストに応募、一名が実際にカナダへ行けるそうです!カナダでメープルシロップにまみれてきます!(気が早い)

元々の目算ではパンケーキと言えばメープルシロップ → カナダはメープルシロップの一大産地 → メープルシロップ採集する所見たりガロンでメープルシロップ買い占めたり、日本ではパンケーキブームって言っているけれど北米のほんまモンを食べてきちゃうぜ!という計画でした。しかしながらカナダも広い!アルバカーキ州だけで日本の2倍の面積あるんですね〜。しかもメープルシロップはケベック州の名物らしい…という訳で当てが外れた @ysakaki です。

しかし!私の琴線をとらえたスポットがあるのです。それは恐竜!

小学生の頃、恐竜ブームってあったよね?

今30後半くらいの方が小学生の頃、恐竜のブームがあったんです。つまり今まで尻尾を垂らしのそのそ這っているイメージだった恐竜が温血だったかもしれない、活発に狩りをしていたかもしれない、という説が出てきました。

NHKスペシャルでは地球大紀行(1987年)が放送され親にせがんで大判の恐竜本を手に入れる。スピルバーグの映画ジュラシックパーク(1993年)では小型の肉食恐竜ヴェロキラプトルが暴れ回る姿に興奮し…そんな時代が私にもありました。

その恐竜本に出ていた「バッドランド」。無数の化石がわさわさと出てくる宝庫がアルバータ州にあるのです。

子供の頃夢中だったけれど大人の経済力、調査力、行動力で恐竜観に行ったらとんでもなく楽しめるのでは!これは「あなたが自分に戻る瞬間」と言えるでしょう!

T-REXの化石見たいし発掘体験もしたい!

恐竜の化石が沢山出るということはその昔水辺があり森があり、という風景だったはずです。しかし実際のバッドランドは峡谷だったり草原だったりするようなんです。いまいち化石が出る場所?のイメージがつかないのでバッドランドへ向かいながらハイキングやフェリーにのって今どんな大地になっているか観察したい。

メインは丸一日取ってロイヤル・ティレル古生物博物館。ジュラ紀や白亜紀の恐竜が見られてかの有名なT-REXもあるらしい。いい写真も撮れそう!
ドラムヘラー、ロイヤル・ティレル古生物学博物館01_Trex

州立恐竜公園で化石発掘

実際問題日本で化石発掘しようと思っても実体験できる所は少ないでしょう。少なくとも都内にはないはず。ところがバッドランドには普通に化石がゴロゴロしていて発掘体験もできるらしい。これは翌日一日取って参加したい!

州立恐竜公園、化石発掘

三泊四日で日程を考える

  • 1日目:アルバータ州南部のカルガリー空港に到着。カルガリー東部にあるカナディアン・バッドランドに移動。時間あればハイキングなどする。バッドランド泊。
  • 2日目:恐竜博物館を堪能する。化石発掘、もしかしたら一日で収まるかも?
  • 3日目:エドモントンに向かう。夜はグルメやショッピングを楽しむ
  • 4日目:エドモントン空港から日本へ帰る。

おおー意外と時間ない。ロッキー山脈やアクティビティを満喫するなら一週間くらい欲しいですねー。

パンケーキブームは短命どころかもう4年目なんです、という話

今はてなブックマークでパンケーキブームが短命だったよ、という記事が話題になっているようです。だいたいはてブのコメントで言い尽くされていますが「パンケーキブームの盛り上がりから終焉までを見届ける所存」と名乗っている原宿パンケーキ速報からも「違うよ 全然違うよ!」ということをデータを元に述べたいと思います。

前段としてパンケーキとホットケーキ何が違うの、という方はこちらをどうぞ。

元記事のお話

近所のパンケーキデイズが1年余りで早くも閉店したので「【悲報】パンケーキブーム、白いたい焼きレベルに短命の模様」という結論のようです。本文では福岡と書いてありますけれどタイトルでは一般論として受け取れるので誤解を招くかなあ、ということで福岡と全国のパンケーキブーム両方について書きます。

ちなみに私も知らなかったんですが白いたいやきブームは2009年の話(参考:いつの間にか消え 残った借金 白い鯛焼き)だそうで最盛期はFC500店に達したそうです。

あんまり長くは続かないだろうなとは思っていたが、予想よりかなり早かった。関東圏ではパンケーキブームがどうなっているのかよく知らんが、福岡では始まりもしなかった模様。
【悲報】パンケーキブーム、白いたい焼きレベルに短命の模様 – 俺のメモ

パンケーキデイズ吉祥寺店のパンケーキ

はてなブックマーク側で既にコメント出ていますがこれに対する突っ込みは幾つかあります。

  • パンケーキブームは2010年から始まっていてもう4年目ですよ
  • 1店の閉店を持ってパンケーキブームの終わりと言われましても。福岡はパンケーキ店多いですよね?
  • パンケーキデイズはブーム前からのお店で流行りにのって始めた店ではありません

追記:何件か情報いただいて閉店の理由としては市街地から離れていて立地条件が良くなかったようです。

それから本当に流行ってるの俺は知らん!という声がありますが福岡も天神を中心に40店舗くらいあるので十分流行っていますよ。原宿でもそうですが女子率が高いので男性からすると最初からお店の選択肢に入ってない=俺は知らん、とかそういう背景はあるかもしれませんね。個人的な経験では「パンケーキってブームなの?」っていう男性、すごく多いです。

見てないだけで色々取り上げられているよ、という反例として例えば今発売中のHANAKOで特集されています。雑誌が何かを取り上げるときにブームを仕掛けるための場合と既にブーム・定番になっていて数字が取れるから、という場合の両方があります。HANAKOの場合何度目かになるので後者です。昨年末にもTokyoWalkerからパンケーキのムックが出ています。これは結構いい内容なのでおすすめ。

余談ですが「パンケーキの次は××」みたいなのは仕掛けたいor注目させるための定番の煽り文句だったりします。××にはフレンチトーストとかエッグベネディクトとかグラノーラとかポップコーンなどを入れてください。一応watchしていて今の所いずれもパンケーキの1/5くらいの検索ボリュームです。

雑誌は読まない?それならTVでも。

  • 2014年2月8日(土)フジ「もしもツアーズ」篠原ともえがクリントンストリートベイキングを訪問
  • 2014年2月8日(土)TBS 「王様のブランチ」いとうせいこうが目黒「果実園リーベル」のパンケーキとパフェを紹介
  • 2014年2月6日(木)日テレ「ZIP!」タリーズコーヒーのバレンタイン限定メニューとして「T’s パンケーキ キャラメルチョコ」を紹介
  • 2014年2月6日(木)日テレ「Oha!4 NEWS LIVE」ソチ五輪と絡めて「ろしあ亭」の「ブリヌイ ロシア風パンケーキ」を紹介

パッと拾っただけですが毎週こんな感じで出ています。(最近はまた増えた感じ)

パンケーキブームはもう4年目ですよ、という話

海外勢が牽引する現在のパンケーキブームは2010年から始まっています。bills七里ヶ浜が2008年、エッグスンシングス原宿が2010年、レインボーパンケーキが2011年、サラベス、カフェカイラが2012年などです。billsは最初スクランブルエッグの方を推していたのでエッグスンシングス原宿がオープン以来行列が途切れないことが目を引いた2010年から、という認識でいいかと思います。

そもそも白いたいやきとパンケーキとではブームの規模が違います。Googleの検索ボリュームを見ると「違うよ 全然違うよ!」と言いたくなる気持ち、わかっていただけるでしょうか。白いたいやきはブームの2009年のピークでもパンケーキ未満の規模でした。

Google_トレンド_-_ウェブ検索の人気度__白いたいやき__パンケーキ_-_すべての国__2009_1_-_2014_1-8
(出典:GoogleTrendで2009年〜2013年で「白いたいやき」「パンケーキ」を比較)

追記1:
わかりにくいという声があったので上のグラフで左端にちょっとだけ盛り上がっているのが2009年の白いたいやきブームです。拡大してみたら面白かったので載せておきますw。
Google_トレンド_-_ウェブ検索の人気度__白いたいやき_-_すべての国__2004年_-_現在

追記2:「福岡 パンケーキ(青)」「天神 パンケーキ(赤)」でも調べてみました。「福岡 ケーキ」の半分くらいの検索ボリュームあるのでまあまあ多いですね。それから天神に集中していることがこのデータからもわかります。

また東京だと2008年から徐々にお店が増えていって…という経緯だったのが福岡では2012年にいきなり立ち上がっているのが興味深いですね。ピークの2013年4月というのはTVのキー局で一番パンケーキが取り上げられた月でした。年間を通してみるとゴールデンウィークや夏休みに伸びて冬は落ちる。そういうサイクルです。
Google_トレンド_-_ウェブ検索の人気度__福岡パンケーキ__天神パンケーキ_-_すべての国__2010年-2013年

1店の閉店を持ってパンケーキブームの終わりと言われましても。福岡はパンケーキ店多いですよね?

日本最大のパンケーキ専門サイト「みんなのパンケーキ部」及び食べログによると現在日本のパンケーキ店は1000店以上あります。タリーズやロイヤルホストみたいなチェーン店も入れると更に数百店増えるでしょう。

「みんなのパンケーキ部」のデータでは東京に350、大阪122、愛知に62、京都に49、福岡に39店。10店ない県もあるので福岡はパンケーキ店が多いエリア。ちなみに日本一の激戦区原宿には約40店あります。

関東にもある有名店で福岡にある店では星乃珈琲、ムーミン ベーカリー、ビブリオテークなんかが挙げられますね。

▼ムーミンカフェのパンケーキタワー。お子様の誕生日におすすめ。
ムーミンカフェのパンケーキタワー

パンケーキデイズはブーム前からあって流行りにのって始めた店ではありません

ああ皆さんよくご存知だなと思ったんですがパンケーキデイズはパンケーキブームより前からやっているパンケーキ専門店です。そもそも高円寺に2005年にオープンし2008年に吉祥寺に移転、2009年に原宿、他大阪、金沢、今回話題の福岡・香椎浜店などを出しています。

パンケーキデイズは2005年からコンセプトが貫かれていてよく考えられたお店だと思いますよ。ニコちゃんマークの焼き印を入れたのもそうだし「子供が歩きまわって覗くかもしれないから」と机の裏にもキャラクターが描かれていたりするってご存知でした?そういうことが10年前に既に考えられていたお店です。ブーム前からやっているのでファミリー層を想定していますし吉祥寺などではそういう使われ方をされている店です。井の頭公園に繰り出す前の腹ごしらえに使ったりするイメージ。

パンケーキにも原宿とか天神とか若い女性向けのお店もあればファミリー向けのチェーン店もあります。チェーン店だと無難な感じが多いかもしれませんがそれはいい悪いではなく万人受けする味にすると尖ったメニューは出しにくい、そういうことだと思います。

パンケーキデイズのパンケーキ

※この机の裏の写真はお店の方に許可を得て撮影したものです
パンケーキデイズの椅子の裏

それで、パンケーキブームの広がりをどう見ているかということ

今東京には350店以上パンケーキ店があって全国の1/3を東京のパンケーキ店が占めているという集中具合になっています。銀座、渋谷、原宿など複数のエリアで徒歩の食べ歩きが可能なくらいでまあ既にプレイヤーは出揃っていると言って良いでしょう。

このパンケーキブームを受けて商業施設の目玉飲食店としてパンケーキ店が誘致されるケースが多数見られました。理想は「日本初上陸」それがダメなら「関西初」という感じですね。j.s. pancake cafeが札幌や関西に出店したり、Butterや雪ノ下が東京に出てきたりしたのもそうしたエリアを飛び越えて「◯◯初」という流れとして読むことができます。
#j.s. pancake cafeはアパレルのJOURNAL STANDARDが運営するカフェでチェーン店の中では安定して美味しいパンケーキを出します。

ここで気がつくのはbills、カフェカイラ、サラベス、シナモンズといった海外勢の有力店が関西に進出していないことなんですね。昨年エッグスンシングスが心斎橋に出したのが目立っているくらい?そういう訳で東京の有力店が京都・大阪・名古屋・福岡など大都市にどのくらい進出するかがブームの広がりのバロメーターになるのではないでしょうか。サラベスが名古屋や広島に催事出店しましたがまずはそういう形でニーズを探る動きが見られると思います。

パンケーキ・デイにはパンケーキレース!

今年もパンケーキ・デイがやってきた。TV番組のイッテQでは宮川大輔さんが世界中の祭りに乱入するコーナーがある。ぜひこのパンケーキ・レースにも出てほしいものだ。パンケーキ・レースはイギリスはバッキンガムシャー州オルニー村(Buckinghamshire州Olney村)で15世紀から続く伝統行事なのだという。

パンケーキ・レース

うっかりサザエさん的な話なのだがパンケーキ・デーにパンケーキを焼いていた主婦が約束の時間に遅れているのに気づきフライパンを持ったまま町を駆けた、というエピソードにもとづいているという。

調べていて面白かったのが、動画では最初しかパンケーキをトスしていない。最後の方はフライパンの持ち方もテキトウでダッシュしている!!なんでやねんw。

英国大使館のページに説明があったのだが「参加者はレース中に少なくとも3回パンケーキを’トス’します」というルールらしい。

今年もニュースで報道されるであろう。楽しみだ。

パンケーキ・デーとはどんな日ですか?

パンケーキ・デーすなわち「シュローブ・チューズデー」(Shrove Tuesday)(イースターの41日前に当たる火曜日)は四旬節(Lent)の断食の前日です。かつては、この日には、すべてのキリスト教徒が強制的告白― シュローブ・チューズデーの名前の元になった“shrifts”(罪の告白) ― を行い、四旬節の期間中禁止される栄養食品をありったけ食べ尽くす最後の機会を得ました。そのため、家に残っているすべての卵やバター、脂肪を使ってパンケーキを作ったので、そこから、この祭りの愛称としてパンケーキ・デーの名前がつきました。

今では四旬節を厳格に守るひとはめったにいませんが、みんなが伝統的なパンケーキを食べ、地方によってはこの日をパンケーキ・レースで祝うところもあります。バッキンガムシャーのオルニーで行われているパンケーキ・レースが最も古く、最も有名です。このレースは、帽子をかぶりエプロンをかけた17歳以上の女性が415ヤード(約380メートル)走ります。参加者はレース中に少なくとも3回パンケーキを’トス’します(フライパンの中でさっと裏返しにします)。
–以下略
http://ukinjapan.fco.gov.uk/ja/visiting-the-uk/about-uk/customs-traditions/pancake-day(英国大使館より)

ホットケーキの日の意外な由来と海外のパンケーキ・デイ

1月25日はホットケーキの日!なんだそうです。余り知られていないがホットケーキにも記念日があったのだ。由来やイギリスのパンケーキの日「PANCAKE DAY」について調べてみましたよ。

ホットケーキの日が制定された由来

まず1月25日は「日本最低気温の日」。由来は1902年、北海道旭川市で日本の最低気温記録マイナス41.0度を記録したからでこれは2014年現在も破られていない(参考:気象庁 | 歴代全国ランキング)。

で、寒い日にはホットケーキを食べて暖まってもらおうということで「ホットケーキの日」が制定されている。日本最低気温にちなんだ記念日としては「中華まんの日」も同じ理由になっている。色々調べたがどの誰が制定したかは不明。今度森永製菓さんに聞いてみようかな。

英語圏のパンケーキ・デイ(PANCAKE DAY)

日本ではマイナーなホットケーキの日だが英語圏のパンケーキ・デイは違う。復活祭関連の祝日で断食前の簡素な食事としてパンケーキを食べる日、という伝統が残っている。またイングランドなどでは村のお祭りとしてのパンケーキ・レースが観光行事化して毎年メディアで報道されている。

報道例:

パンケーキ・デイ(英: Pancake Day)は四旬節の初日である灰の水曜日の前日、すなわち告解の火曜日の英語圏での別名である。復活祭に連動する移動祝日であり、フランス語のマルディグラと同じ日を指す。英国やアイルランドなどではこの日にパンケーキを食べる習慣がある。(Wikipedia)

日本のホットケーキミックスは外国人が感涙して国に持ち帰ろうとするほどのものなのか?問題

知り合いのイギリス人、ハマりすぎw。ホットケーキミックスに感涙したイギリス人の知り合いが帰国する際にホットケーキを買い込みすぎて税関で止められてた、という話がTwitterで回ってきた。1月2日のTweetで5000回以上RTされているようだ。ホットケーキミックスは確かに便利だけれども海外にもあるのでは…と思って調べてみた。

イギリス人ホットケーキミックスに感涙ネタとは

まずポイントを整理してみよう。税関の件については「怪しい白い粉を大量に詰めている」→麻薬なのか確認された、ということでしょうね。

  1. なんでホットケーキミックスごときで税関で捕まるのか?
  2. 海外にはホットケーキミックスがないのか?
  3. それともイギリスにはホットケーキミックスがないのか?

日本のホットケーキミックスの歴史と特徴

海外の話の前に、日本のホットケーキについて振り返ってみよう。これについてはパンケーキとホットケーキの違い決定版の時に調べている。大まかに言うと日本にパンケーキ(ホットケーキ)が定着したきっかけはホットケーキミックスの一大ブームにあった。その時の呼称が「ホットケーキの素」であったためにパンケーキではなくホットケーキと呼ばれるようになったし、砂糖を入れて甘くした結果ヒットしたために日本では食事メニューではなく子供向けのオヤツ、というポジションで固定化された。

  • 明治30年代に初めて、“パンケーキなるもの”として雑誌で紹介された。
  • 1923(大正12)年東京のデパートの食堂で、“ハットケーキ”の名で初めてメニューに登場(ホットがなまってこのような名称になった)。帽子(ハット)がハイカラの代名詞であったこともあり、一躍大評判となった
  • 家庭用ホットケーキミックスが発売されたのは、1931(昭和6)年のホーム食品「ホットケーキの素」。これは売れなかったのだが1957(昭和32)年、砂糖を加えたパンケーキの素がヒット。「森永ホットケーキの素」など各社が参入した。
  • 1962(昭和37)年には主だったメーカーだけで17社もパンケーキミックスを発売していた

ちなみに日本プレミックス協会という業界団体があるのだがこれは昭和33年に「日本ケーキミックス協会」として発足したものでホットケーキミックスのブームを受けて設立されたものだ。

日本のホットケーキミックスの標準的な作り方はミックス粉に牛乳と玉子を混ぜて焼く、というものだろう。これは森永だろうとSHOWAだろうと同じだ。それから味の特徴としては前述の通り砂糖を入れて甘くしたものがヒットした所から甘いものが標準的。

海外にはホットケーキミックスがないのか?

いや、ありますよね。前回のエッグスンシングス原宿に行列せずに入る3つの裏技で取り上げたように例えばエッグスンシングスのように小袋に入れられたタイプがある。

エッグスンシングスの場合水を混ぜるだけで焼けるので日本のホットケーキミックスより楽そうだ。

アメリカのパンケーキミックスの例。日本では珍しいバターミルクが使われているのと、4.5kgと大容量なのがアメリカ〜ンw。

それから面白いのは原産オーストラリアと書かれているこれ。水を入れてシェイクするだけ、というその発想は無かったわ、的製品。

それともイギリスにはホットケーキミックスがないのか?

…ということで海外にも色々なパンケーキミックスがあることがわかった。ではイギリスにはパンケーキミックスがないのだろうか。Amazon.co.ukでググってみた所この辺にあるようだ。だから、ないということではない(見つからなかった方が綺麗な結論だったのだがw)。
Amazon.co.uk

思うに日本ではパンケーキブームミックスがあったから国民誰もが知っているし競争を経て今の形に定着したがイギリスではそういうブームも無くてマイナーで認知度が低い商品なのだろう、というくらいが落とし所だろうか。
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よちよち.rb のプレゼンで触れられていたのでパンケーキミックスの話をします。

よちよち.rbというRuby初心者のコミュニティでフレームワークをパンケーキミックスに例えたプレゼンがあったらしい。技術ネタをグルメブログでやるのはどうかと思うが東大生協でパンケーキブーム小悪魔agehaの「男を殺すパンケーキ対決♥」特集までパンケーキが出てくれば何でも守備範囲、ということでパンケーキミックスについて勝手に語ろうと思う。

よちよち.rbについては第0回のイベントページで説明されている(よちよち.rb(仮) 第0回)通り初心者の、初心者による、初心者のための Ruby on Rails4.0 勉強会(読書会)である。このブログはWordPressだが「みんなのパンケーキ部」はRailsで動いているよ、ということで全く関係ない訳ではない。

なんか、手書きのプレゼンがカワ(・∀・)イイ!!以上!

…ペラペラっとめくっていくとフレームワークってなんだ、という説明でパンケーキミックスが出てくる。イラストがカワ(・∀・)イイ!!

さてこのイラストの通りパンケーキミックスというのはミックス粉+玉子+牛乳を混ぜたら後は焼くだけ、ということになっている。パンケーキミックスと言えば森永が有名だがこれらミックス粉を出している企業はパンケーキとホットケーキの違いの通り業界団体の日本プレミックス協会に属していたりする。この協会の前身が日本ケーキミックス協会であった。

昭和33年10月31日 日本ケーキミックス協会設立
日本ケーキミックス協会は、当時、市中に出始めた小麦粉を主体とするミックス製品、特にホットケーキの素が曙光を見せ始めた状況に鑑み、更にその普及発展を通じて国民の粉食による食生活改善向上に努めるとともに加盟各社が協力し合うことを目的とした6社が参加し任意団体を発足いたしました。
日本プレミックス協会について

日本ケーキミックス協会は今から半世紀以上前、ホットケーキの素ブームがあった時に設立され後にお好み焼きや唐揚げなども含めたプレミックス協会へと発展した。つまり@yucato_さんがミックス粉の代表としてパンケーキミックスを選んだのは歴史的に正しい。

以前から存在していたホットケーキの素がある年大ブームになった。その理由ははっきりしていて甘くなかった生地に砂糖を入れたタイプがヒットしたのだ。Railsが出て爆発的に使用人口が増えた、みたいなアレです。かくして日本に定着したパンケーキは「家庭で簡単に作れる手軽なオヤツ」という位置づけを強固なものにした。

その結果子供のオヤツ的イメージが付いていた「ホットケーキ」に「食事メニューとしても食べる」「オヤツ以外に朝なども食べる」「甘くないものもある」という海外のパンケーキのイメージをもってきたのが現在のパンケーキブームであるわけだが今日はここまで。

マヨネーズを使ったホットケーキ

バターミルクが日本では市販されていない理由

パンケーキ店で見かける「バターミルクパンケーキ」。自宅でも作れるパンケーキをなぜお店で食べる必要があるのか?その答えの一つがバターミルクにある。なぜならバターミルクは市販されていないので自宅ではバターミルクパンケーキを作れないからだ。

バターミルクとは

バターミルクにも幾つか種類があるが伝統的なものは牛乳からバターを分離した残りの液体を指す。乳清(にゅうせい)・ホエーとも呼ばれる。その過程で乳酸菌による発酵が行われ酸味が出る。工業的に作る「培養バターミルク」は低脂肪牛乳に乳酸菌を加えて作られる。

「バター」という単語からカロリが高そうな連想をするが実際は脂肪分を分離した残りの液体なので通常の牛乳より脂肪やカロリーが低い。

▼一般のスーパーでは市販されておらず、紀ノ国屋表参道店で輸入品を購入。
バターミルクパウダー

バターミルクが市販されない理由

結論から言うと日本国内では補助金の関係でほとんど製造されていないから。

バターミルクがバターの製造過程で出る副産物であることは先に述べたがバターは「加工原料乳生産者補給金等暫定措置法」における「指定乳製品」に当たる。これらの乳製品に使用される加工原料乳には補助金が出る。バターミルクを作ってしまうと目的外利用になるため補助金が出ない。だからわざわざバターミルクを作る所は少ない、という訳だ。
#認識が間違っていればご指摘ください。

Amazonではよつ葉乳業が唯一バターミルクを製造・販売している。

バターミルクパンケーキの特徴

パンケーキと言えば粉物の一種。家で作ると粉感が出ることもあるがバターミルクを使うとしっとりした生地になる。食べ進むと中心部に熱くとろけるような部分がある。

これは代官山IVY PLACEのクラシックバターミルクパンケーキ。(参照:代官山IVY PLACEのパンケーキ:大人のパンケーキは至福の3段重ね!
クラシックバターミルクパンケーキのフレッシュフルーツ添え

バターミルクパンケーキとは

膨張剤のアルミニウム:ホットケーキは幼児に与えると危険?という話

「アルミフリーホットケーキ」なるものを目にして調べている。2010年にホットケーキの膨張剤に含まれるアルミニウムが幼児の摂取量制限を超えてしまうのではという報道があり「アルミフリー」をうたうホットケーキミックスも売られているようだ。実際の所はどうなのか。

2010年の朝日の報道はこれ。

膨張剤のアルミ、幼児ご用心 ホットケーキ1枚で基準超

ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都健康安全研究センターの調べでわかった。アルミを含む膨らし粉(ベーキングパウダー)が原因らしい。神経系などに影響を与える可能性があり、摂取量を減らす対策が必要としている。
http://www.asahi.com/special/playback/OSK201010220140.html

結論を先に書くと

  • WHOではアルミニウムの1週間の暫定耐容摂取量(PTWI)として1mg/体重1kgとしている。
  • 2010年にホットケーキ1枚で幼児の場合の上記基準を超えてしまうことがわかった
  • 森永、昭和産業などホットケーキミックス大手はアルミフリーに切り替えている

森永は賞味期限2012年8月以降、昭和産業(SHOWA)は同2013年4月中旬以降のものはアルミフリーであるとのこと。一部のメーカーでは裏面でアルミフリー、と書いているので心配ならそれを使いましょう、ということでOKだと思う。

#本記事は大筋理解したつもりで書いていますが間違いがあれば指摘してください。

自宅でホットケーキ

追記:厚生労働省が食品のアルミニウム添加物基準作成へ

6/21のNHKニュースで厚生労働省が食品のアルミニウム添加物基準作成の方針を決めた、との報道があった。幼児がおやつに菓子パンやクッキー、ホットケーキを食べるというシチュエーションは普通でアルミニウムを含む膨張剤を使った食品の場合簡単に海外基準を超えてしまうことは起こりうる。消費者としてはアルミニウムを含むかどうか判断できない状況だったので表示基準・義務が作られるのが望ましいし「食品に含まれる許容量について基準」が作られるというのは更に踏み込んだ対応と言える。

食品のアルミニウム添加物 基準作成へ NHKニュース

食品添加物としてケーキや菓子パンなどの一部に含まれているアルミニウムについて、子どもたちの一部が国際的な基準を超える量を摂取しているとみられることが分かり、厚生労働省は、食品に含まれる許容量について基準を作ることを決めました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130621/k10015481841000.html

アルミニウムと健康リスク

調べたがアルミニウムには大きな健康リスクが無いという理解でいいと思う。

大前提として食品や水道水にアルミニウムが含まれることは普通にある。アルミニウム関係の基準で言うと厚生労働省は水道水の水質基準で「0.2mg/L以下」と定めている(参照)。

横浜市の資料では”地質中に含まれる最も多い金属元素です。水道では凝集剤として浄水処理に使われています。高濃度に含まれると着色の原因となります。”(参照)となっていて健康よりも着色の方が注目されての基準となっていることがわかる。まあ水に限らず土・空気・動植物など至る所に含まれているのでアルミを摂取しないことの方が難しいはず。

さて大分予防線を張ってアルミが含まれる=即危険ではないことを示した。アルミニウムの人体への影響は良くわかっていないが動物実験レベルでは生殖器や発達神経に影響があることがわかっている。ちなみにアルミがアルツハイマーの原因という説もあったが現在では否定されている。アルミを巡る国内外のリスク評価に興味がある方は参照(PDF)

このように大きなリスクが無い状況なので国内の食品基準では以下のようになっている。

  • アルミニウムは食品添加物として認められている
  • アルミニウム含有量の表示は義務づけられていない

ホットケーキの膨張剤と健康リスク

ではなぜホットケーキ&幼児に与える場合が話題になっているかというと

  • 膨張剤(ベーキングパウダー)由来でアルミニウムが多い
  • 幼児は体が小さい分摂取量も少なくしなければならない

という要素による。

報道では東京都健康安全研究センターの調査で市販ホットケーキミックスやクッキーなど膨張剤を使っている食品のアルミニウム含有量を調べた。結論としてはホットケーキ1枚(ミックス粉50g)でアルミ約27mg、パウンドケーキ一切れ(約50g)で同約19mgであった。

体重16kgと言うと5歳未満な感じですかね。

世界保健機関(WHO)などが定める1週間の暫定耐容摂取量(PTWI)は、体重1キロ当たり1ミリグラム。体重16キロの幼児では16ミリグラムになり、ホットケーキ1枚で1.7倍になる。(朝日新聞同記事)

これを受けて膨張剤にアルミニウムを含まないホットケーキミックスが出てきた訳だ。

パンケーキとホットケーキの違い

パンケーキホットケーキの違いについてまとめてみる。パンケーキとホットケーキの違いは主に歴史的経緯によるもので日本では生地が甘くて厚く焼き上げるものが多い。逆にパンケーキは薄くて甘いものもあればプレーンなものもある、という違いが見られる。

目次はこちら。
1.パンケーキとホットケーキの違いを3行で
2.ホットケーキは海外で通じない?
3.日本でホットケーキが一般的なのはなぜか
4.日本のホットケーキの歴史
5.実際のメニューに見るパンケーキとホットケーキの違い

[box size=”large” style=”rounded”]この記事でお腹へってしまった方はこちらもどうぞ
原宿のパンケーキ店の行列混雑具合・予約方法まとめ[/box]

コヴェントガーデンのパンケーキ

 

パンケーキとホットケーキの違いを3行で

パンケーキのパンはフライパンのパン
小麦粉に卵・牛乳などを混ぜた生地をフライパンで焼いたものはパンケーキ。
つまりホットケーキもパンケーキに含まれる。

料理としてはパンケーキもホットケーキも同じもの。と言っても歴史的経緯で日本では生地が甘くて厚く焼き上げるものが多いという話は後ほど。

フライパン(frying pan)のpanは平なべ、片手鍋のこと。良くある誤解はパン=食べ物のパン、というもの。ちなみに日本語の「パン」はポルトガル語のパン(pão)が由来(参照)。英語ではbreadだよねと言われてみるとなるほどでしょう?

ダッチベイビー

ホットケーキは海外で通じない?

同じものなら海外でもホットケーキで通じるかというと通じないところがまた難しい所。

WikipediaではホットケーキでもOKと書かれているけれどもアメリカでは「ホットケーキで通じる場合もある」というレベルで実際は通じない場所の方が多い。検索すると通じなかった事例は沢山見つけられる。またGoogleでpancakeの検索結果が3080万件、hotcake112万件、ホットケーキ447万件ということで日本以外ではほとんど使われていないことがわかる。

ルポーゼすぎのホットケーキ

日本でホットケーキが一般的なのはなぜか

経緯を書くと長いのだがまとめると

  • 日本でも最初はパンケーキとして紹介されていた
  • パンケーキミックスを初めて販売したメーカーの商品名が「ホットケーキミックスの素」だった
  • 森永パンケーキミックスがヒットして以後手軽に作れる家庭のおやつ、として定着した。

そう、日本でホットケーキという呼ばれ方が一般的なのはホットケーキミックスのヒットにあったのです。

日本のホットケーキの歴史

森永及びその他の情報から日本のホットケーキの歴史をまとめると以下のようになる。

  • 明治30年代に初めて、“パンケーキなるもの”として雑誌で紹介された。
  • 1923(大正12)年東京のデパートの食堂で、“ハットケーキ”の名で初めてメニューに登場(ホットがなまってこのような名称になった)。帽子(ハット)がハイカラの代名詞であったこともあり、一躍大評判となった
  • 家庭用ホットケーキミックスが発売されたのは、1931(昭和6)年のホーム食品「ホットケーキの素」。これは売れなかったのだが1957(昭和32)年、砂糖を加えたパンケーキの素がヒット。「森永ホットケーキの素」など各社が参入した。
  • 1962(昭和37)年には主だったメーカーだけで17社もパンケーキミックスを発売していた

日本プレミックス協会という業界団体があるのだがこれは昭和33年に「日本ケーキミックス協会」として発足していてこの頃ブームだったことを裏付けている。

※昭和B級文化研究家串間努氏がホーム食品の社長がパンと区別するために作った和製英語だ、としているがホーム食品が現存しないこと、同氏以外の出典が見つからず真偽は不明。

家庭で手軽に食べられるようになったのは、ホットケーキの素のおかげだ。最初に発売したのはホーム食品という日本の会社で、昭和6年に、砂糖無しのもの(蒸しパンや饅頭にも利用するため)を出した。「ホットケーキ」と名付けたのもここの社長さんだ。アメリカでは同じものを「パンケーキ」と呼ぶけれど、日本にはすでに「パン」があったので、これと区別するため、温かいうちに食べることから「ホットケーキ」にしたという。
http://www.maboroshi-ch.com/old/sun/toy_05.htm

森永のホットケーキミックスの歴史も面白いのだが興味がある方はどうぞ。

▼下記の森永公式ホットケーキレシピ本でも「森永ホットケーキミックス」の変遷で1ページ割かれている。

実際のメニューに見るパンケーキとホットケーキの違い

加糖したホットケーキミックスがヒットしてホットケーキが「家庭で簡単に作れるおやつ」として定着してきた歴史について述べてきた。これがそのまま日本のホットケーキの特徴となっている。言葉の定義上はパンケーキとホットケーキは同じものだが実際に出てくるものには歴史的経緯による違いがある、という訳だ。

 

つまり

  • 「ホットケーキ」は砂糖やベーキングパウダーを混ぜることで「生地自体が甘く」「厚みがある」ものが多い
  • 「パンケーキ」は砂糖やベーキングパウダーを混ぜないものもあり「生地はプレーンで」「薄くペラペラしたもの」が多い

という傾向がある。

具体例を示す。

▼鎌倉の老舗喫茶店イワタコーヒーのホットケーキ。分厚い系のホットケーキは焼き上がりに20分程度かかる。
鎌倉イワタコーヒーのホットケーキ

▼日本で厚みで勝負するホットケーキが多い理由は定かでないが「近所の子供のために出し始めたが分厚いほうが喜ぶから」という由来の大山ピノキオのように自然発生的なものだろうか。
ピノキオのホットケーキ

▼海外の「パンケーキ」にはスイーツ系、食事系両方のメニューがあるが忙しい朝に20分もかけて分厚いものを焼く余裕は無いわけで薄いものが多いのは必然とも言える。朝食やランチなどピークではない時間帯におやつとして出されてきた日本では分厚いものを焼く時間的余裕があった、という話なのかもしれない。
THE GREAT BURGERのパンケーキ